世界で一番目と二番目に大きなピンクダイヤモンド

世界で最も大きなピンクダイヤモンドと言われているのは、「ダルヤーイェ・ヌール」という名の182カラット(36.4g)のダイヤモンドで、「光の海」という意味を持っています。
世界最大のピンクダイヤモンドの秘密
実はこのダイヤモンドは、元々は大きな1粒だったものが切断されたうちの片方だと言われています。 もう片方の断片は「ヌル・ウル・アイン」と呼ばれているピンクダイヤモンドで、こちらは60カラット(12g)。「光の眼」という意味を持つ、世界で二番目に大きなピンクダイヤモンドです。
元々は1粒のピンクダイヤモンドだった
切断される前のダイヤモンドは、インドのゴルコンダ鉱山で発見された「ディアマンタ・グランデ・テーブル」という400カラットのピンクダイヤモンドだったとされています。
「ディアマンタ・グランデ・テーブル」は2粒にカットされた後、現在のイラン周辺の国々を巡ることになります。
片割れ「ダルヤーイェ・ヌール」は、1926年にパフラヴィー朝(現在のイラン)初代皇帝のレザー・シャーの即位式で軍帽の装飾に使われました。
一方の「ヌル・ウル・アイン」は、1958年に宝石商であるハリー・ウィンストンにより、ティアラに取り付けられました。
このティアラは、パーレビ国王がファラ王妃と結婚した際に、王妃が着用したといわれています。