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永遠の愛をこめるダイヤモンドの婚約指輪の歴史

ダイヤモンド 婚約指輪

ダイヤモンドが持つ3つの大きな特徴である「永遠の美しい光り輝き」「希少性で失われない価値の高さ」「何よりも硬い強さともろさの同居」は、これから光り輝く結婚生活を祝ったり、結婚生活に非常に似ている点で、婚約指輪として女性に贈り、愛に誓うことに最適な宝石です。現代では、婚約指輪はダイヤモンド指輪と、常識になっていますが、ダイヤモンドがそのように使われるようになったのは、いったいいつからで、どうしてそうなったのでしょうか調べてました。

ダイヤモンドの発見から宝石としての歴史は2000年以上の差

まず、宝石としてのダイヤモンドの歴史を振り返ってみます。ダイヤモンドの発見は古く、紀元前7,8世紀頃のインドだと言われています。発見当初は、美しい宝石としてではなく、ただ単に硬い石として、それ以上の特に価値のない石としてインドで見つかります。

ダイヤモンドは原石状態では、美しくもなく、光り輝いてもいないので、これはある意味では当然のことでした。ここから、2000年以上も経過した15世紀になって、ヨーロッパのベルギーでようやくダイヤモンドを磨く技術が開発されてから、貴重で美しい宝石として認められ、高い価値を持つようになりました。

結婚に際し婚約指輪を贈るようになったのは意外に古い時代から

婚約指輪を結婚に際して、男性が女性に贈る習慣はいつ頃からなのでしょうか? そして、その婚約指輪には何を贈っていたのでしょうか。歴史に記録として残っている婚約指輪は、14世紀から15世紀にかけて、今のフランス東部からドイツ西部の地域の存在したブルゴーニュ公国の王の娘と今のオーストリアに存在したハプスブルグ家の王子との婚約に贈られた指輪だとされています。

歴史に明確な記録はないですが、婚約指輪を贈る習慣は、それよりもずっと古く古代ローマ時代にあったと考えられています。その当時は、鉄でできたものであったようです。女性としては、男性から何らかの愛の証明を望んだからでしょうか、あるいは男性が女性を他へ逃げて行かないように囲い込むことを望んだからでしょうか、意外に古い時代から夫婦となる証として、男性が女性に指輪を贈る習慣があったようです。

婚約指輪としてのダイヤモンド指輪を贈るようになった歴史

ダイヤモンドを使う指輪は、3世紀頃から使われていたようです。そのダイヤモンドの指輪が婚約指輪として、使われるようになったのは、やはり、ダイヤモンドの研磨技術が開発されて、ダイヤモンドが光り輝きを得るようになった15世紀になってからです。

指輪が象徴する「永遠」の意味に、「夫婦の愛」と「誠実」を象徴するダイヤモンドを組み合わせることで、さらにその意味が強調されるようになり、婚礼の儀式に用いられるようになりました。最初は、王族、貴族などの上流階級の結婚に使われて、その後、広く一般国民の結婚にも使われるようになり今日に至っています。

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