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本物のダイヤモンドの見分け方と偽物で質屋さんが苦労した話

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高価なものや人気のあるものには、いつの時代にも偽物が出回って儲けようとする者がいます。ダイヤモンドも高価で多くの女性を魅了するので、偽物で儲けようとする者は昔だけでなく今もたくさん居ます。ダイヤモンドの偽物で儲けようとしている者は昔だけではなく、今の時代も同じです。ダイヤモンドの簡易的な鑑別方法を知っておくことは決して無駄ではありません。

そこで、ダイヤモンドの鑑定方法やダイヤモンドが、まだ今ほど一般的ではなかった時代に、偽物に苦労した質屋さんの話をご紹介します。

ダイヤモンドの簡易鑑定方法

簡易的なダイヤモンドの鑑定方法には以下があります。なお、以下の方法は、ダイヤモンドが天然かそうでないかの判定方法であって、本物のダイヤモンドの品質が高いか、低いかはまた別となります。

(1)エッジが摩耗して丸まっていないかどうかを確認
ダイヤモンドは非常に硬いので、エッジは鋭くとがっています。丸まっていないかルーペで見て確認できます。

(2)吹きかけた息の消えかたを確認
ダイヤモンドに息を吹きかけて、曇りがすぐ取れれば本物です。息を吹きかけることで分かり難ければ、冷蔵庫から暖かい場所に出して水滴や曇りの取れ具合を確認します。本物は熱伝導度が高いので、すぐに曇りが取れます。

(3)油性ペンで書けるかを確認
ダイヤモンドに油性ペンで書いて、書ければ(インクがはじかれなければ)本物です。偽ダイヤモンドは油をはじきますが、本物ははじきません。

(4)(裸のダイヤモンドであれば)ダイヤモンドを通して線が見るか確認
紙に1本の直線を書いて、その線をダイヤモンドを通して見て、線が見えれば偽物、見えなければ本物です。本物と偽物では、屈折率が異なるので本物は線が見えません。

簡易的な方法以外としてアナログ的な上記の方法以外に、機械を用いて判定できる方法が、現在はできるようになっています。

質屋さんが本物との見分ける方法で困った話

質屋さんは、本物か偽物かの判定に加えて、本物であれば、その品質がどの程度かを鑑定しなければならなりません。品質を鑑定できる人が少なかった時代は、非常に頭を痛めたと言われています。中には、精巧な偽物をつかまされたこともたくさんあったようです。

そこで、自衛のためにどんな立派なダイヤモンドでも、上限額を決めて預かっていたと言われています。数百万円もする本物のダイヤモンドを質屋入れる人は少なかったかもしれませんが、そんなダイヤモンドでも、数十万円しか貸してもらえなかった時代がありました。

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