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ダイヤモンド買い取り専門業者の査定基準

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ダイヤモンドの買い取り業者は、ダイヤモンドの国際相場や為替レートなどを参考にしながら、査定価格をはじき出しています。一般にはあまり知られていませんが、ダイヤモンドにも国際相場があります。この国際相場を基準に、為替レートや流通経路によってダイヤモンドの価格は決まります。

業界標準相場は「ラパポート」

ダイヤモンドは株式や金とは違って公開市場が存在しません。ダイヤモンドは生産調整がされていることから、暴落や暴騰といった派手な値動きをすることはほとんどないのですが、それでも相場は変動します。 事実上の業界標準となっている相場は、「ラパポート」というダイヤモンド情報メディアが毎週発表している「Rapaport 価格表」です。世界のダイヤモンド業界では、この価格表を参考にして日々の取引をおこなっています。

しかし、ダイヤモンドの価値を判断する査定は、金やプラチナの査定と比べるとかなり複雑です。金やプラチナは重量と純度のみで価格が決まりますが、ダイヤモンドの相場価格は、「4C」と呼ばれる品質評価基準に基づいて発表されます。透明度や色合い、カットの仕上がり具合など、査定の現場で人目で判断しなければならない項目もあります。 こうした事情から、ダイヤモンドの査定は各買い取り業者によって差が出てしまうのです。

さて、ダイヤモンド買い取り業者が行う査定には、「4C」をはじめ、いくつかのチェックポイントがあります。その例をいくつかご紹介しましょう。

ダイヤモンド買取査定チェックポイント

●ダイヤモンドの重量(カラット)
もちろんカラットの大きなダイヤモンドほど査定価格は高くなりますが、買い取り業者は、0.3ct、0.5ct、1.00ctなどの特定のカラット数が刻印されているものには、特に注意を払います。これらのカラット数が刻印されているダイヤモンドの場合、極めて高い確率で不正表示が刻印されているためです。 ダイヤモンドでは、0.29ctと0.30ctでは価格に大きな差が出ます。そこで悪意のある業者が刻印を偽装することがあるというわけです。

●カラーダイヤモンドの評価
ダイヤモンドの評価には「4C」に定められていない項目もあります。カラーダイヤモンドはその代表例で、ブラウン、イエロー、グリーン、ピンク、パープル、ブルーなどその種類は豊富です。 このうち、査定評価が高くなるのは、ピンクとブルー。逆にブラウンは評価が低くなります。 なお、ダイヤモンドのカラーは人為的に処理をされたものも出回っていて、これは価値が低くなります。鑑定書では、「HPHT処理」や「放射線処理」などと記載されています。

●蛍光性
蛍光性も「4C」には定められていませんが、鑑定書には項目があります。蛍光性のあるダイヤモンドは査定が低くなります。

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