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買取業者の増加によりダイヤモンドの換金性が高くなった

買取業者の増加によりダイヤモンドの換金性が高くなった

最近はダイヤモンドを買い取る業者が増えてきました。
以前の日本人は、個人で所有しているダイヤモンドを売却するという意識は薄かったのですが、貴金属の価格が上昇したことによる「買い取りブーム」が到来し、ダイヤモンドも他の貴金属と同様に、買取業者が増えたことが要因として考えられます。

バブル期のダイヤモンドの価値

バブル期の頃に日本で販売されたダイヤモンドは3兆円ほどと推定されています。その当時の婚約指輪に埋め込まれたダイヤモンドの品質は、国際的な品質評価基準である4C(カラー、カラット、カット、クラリティ)がいずれも高水準で、高品質のものが多かったそうです。 そうしたもののうち、ジュエリーとして使われなくなったダイヤモンドが相当数売却されているのだといいます。

しかし、残念なことにダイヤモンドのジュエリーを買取業者に持ち込んでも、ほとんどの場合は購入した価格よりも低い価格での買い取りになってしまいます。 ダイヤモンドジュエリーには、石そのものの価格とは別に多くのコストがかけられてるので、石そのものの価格より高い価格で販売されています。かけられているコストは、ブランド代、デザイン料、広告宣伝費、販売店スタッフの人件費などです。 それに対し、ダイヤモンドの買取業者が評価するのは、ほとんどの場合は、ダイヤモンドの石そのものの価値です。

ダイヤモンドにも相場があるんです

金やプラチナの相場や価格情報は、新聞やインターネットで簡単に調べることができます。ダイヤモンドの場合も実は相場や価格情報が存在していますが、一般の人が目にすることはほとんどありません。 ダイヤモンドの買取業者は、この相場を基準にして買取価格を査定しているのです。

ダイヤモンドの品質に見合った価格で換金するために

しかし、ダイヤモンドの場合は買取業者により査定価格に差がでてきます。金などの場合はそうした差は大きくありません。 その大きな理由として挙げられるのが、鑑定能力の差です。 前述したダイヤモンドの相場情報・価格情報は、ダイヤモンドの品質の国際評価基準によって算出されています。品質の高いダイヤモンドに対してより高い価格がつけられるわけですが、この品質評価をする力量、つまり鑑定能力が、買取業者によりまちまちなのです。

査定を行う人が、ダイヤモンドの鑑定能力に自信を持っていない場合には、「損をしないようにしなければ」という意識が強くなり、安めの査定価格を提示してしまうことが多くなります。 しかし逆に、鑑定能力の確かな業者を選べれば、ダイヤモンドの品質と相場に見合った価格で換金することができるのです。

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