エルメスの小さな美術館、ミュゼの世界

エルメスの小さな美術館、ミュゼの世界

エルメスのミュゼ

エルメスのミュゼ(美術館)はフォーブル・サントノーレ店の階上にあります。
このエルメスのミュゼに置かれている品々は単なる貴重品とは言えない収蔵品ばかり。
驚きと好奇心をくすぐる品々。 そのため、クリエーションのヒントを得るためにこのエルメスのミュゼに足を運ぶクリエイターもしばしばだそう。 収蔵品の中にはナポレオン時代の旅の必需品入れやキジの羽が縫い込んであるパラソル。 馬蹄形のインク壺や馬が旅の交通手段だった当時、長い道中で退屈しないための遊ぶ道具などファンタジーと刺激ある財産が並びます。

エルメス3代目社長とミュゼ

エルメスの3代目の社長、エルメス・モーリス・エルメス。
エルメス・モーリス・エルメスが社長になったのは、1902年。
初代社長であり、父のティエリ・エルメスから受け継ぎました。 当時は、兄のアドルフ・エルメスと二人で展開しており、現在のエルメスは 「エルメス兄弟社」という商号でした。 エミール・モーリス・エルメスが財布やバックなど事業の拡大に貢献し “エルメスファスナー”と呼ばれるジッパーを装着したバックや衣類は話題を呼びました。
1922年にエルメス・モーリス・エルメスが兄から会社の所有権をすべて買取った際に 社名も「エルメス」に戻し、現在に至るのです。 エルメスのミュゼになっているこの部屋は、3代目の社長であったエミール・モーリス・エルメスのかつての書斎。 このエルメスのミュゼには、エミール・モーリス・エルメスの時代から時間をかけて収集されてきた貴重な創造品の数々が並んでいるのです。 時代の流れを見る先見の明や挑む精神、ものづくりへのこだわりと機能美を追求している エルメスらしさをこのミュゼの空間で改めて感じることができます。

エルメス フォーブル・サントノーレ店

住所  :24, rue du Faubourg Saint-Honore  75008Paris
電話  :+33(0)1 40 17 46 00
FAX :+33(0)1 40 17 47 18
営業時間:月~土 10:30~18:30 日曜:定休日