エルメスのプティアッシュ~再創造のラボから生まれる芸術品~

エルメスのプティアッシュ~再創造のラボから生まれる芸術品~

エルメスのプティアッシュ

本来ならばそのまま捨ててしまう素材の一部を利用してエルメスのアーティストや職人たちのアイディアによって驚きと感動の一品に生まれ変わる。 それが、プチアッシュです。
エルメスのプティアッシュが誕生する場所はパリ郊外にあるアトリエ。
このアトリエの名は「再創造の研究室(ラボ)」と呼ばれています。 再創造の研究室(ラボ)では、バックづくりで余った革、小さなシミがついたカレなど 商品にならなかった素材を使って新たな作品が生み出されていきます。 捨ててしまうはずの素材を使って作られた製品だといってもエルメスの製品を作るための材料です。 厳しい品質チェックを受けた素材ばかり。
クオリティーには変わりはありませんし、職人やアーティストの自由な発案によって生まれているのですから、芸術品に生まれ変わった製品であり、その作品には驚きと感動があります。
今までにパリや東京、ニューヨークでプティアッシュの展示販売が期間限定でされました。
期間限定に加え、プティアッシュというレアな商品だけあってファンやコレクターが多く どの都市でも完売状態になるほど、大好評。 プティアッシュを心待ちにしているファンは多数です。

職人の遊び心から生まれるプティアッシュ

想像の研究室(ラボ)には革、金銀細工、クリスタルや磁気、シルクなど様々な素材と それぞれの職人やアーティストが集まり、発案、検討を重ねてモノづくりを展開していきます。
ここにもモノづくりに対するエルメスのこだわりが息づいているのです。 カレのシルクがチョウカーに生まれ変わり、何でもないペンに皮革を巻きつけたり。 皮を編み込んで作られたネックレスに、サンルイのクリスタルの足にマグカップをのせたキャンドルホルダー。
エルメスのプティアッシュはレアというだけでなく、アーティスティックで実用性で エルメスの職人とモノづくりへのこだわりが詰まった製品です。

パスカル・ミュサールが起こした奇跡

パスカル・ミュサールはエルメスのプティアッシュのアーティスティック・ディレクターです。 エルメス家出身の彼女はアーティスティック・ディレクターとしてエルメスに入社したのは1978年のこと。 2010年にプティアッシュのアーティスト・ディレクターに就任しました。
「捨てないで。いつかきっと役立つから」幼いころの彼女の口癖だったそうです。
エルメスで不要となった素材の多くも彼女にとっては宝物であり、エルメスの職人技に触れてきた彼女の思いによってプティアッシュは生まれました。