ジェムシリカ/Gemsilica

2016.3.3

ジェムシリカ(シリシファイド・クリソコラ)イメージ画像

正式名として、シリシファイド・クリソコラという名を持つジェムシリカは、限られた産地からまれに採石されることのある大変希少な石で、その美しさから宝石としての人気もあります。

元はクリソコラであった鉱物が、どのような経緯でジェムシリカと呼ばれるようになったのでしょうか?
この石の名称の由来や価値、その特徴やパワーストーンとしての意味などを、詳しくご紹介します。

名前 ジェムシリカ/シリシファイド・クリソコラ
英語名 Gemsilica/Aikicified chrysocolla
和名 珪孔雀石 けいくじゃくせき
緑系、青系
グループ(種・変種) クリソコラ
硬さ(モース硬度) 7
光沢 ガラス光沢
化学成分 Cu4H4[(OH)8 | Si4O10]・nH2O
結晶系 斜方晶系

宝石言葉・意味

宝石言葉
レアストーンのため、設定はなし
意味
レアストーンのため、設定はなし

産出国・産地

  • アメリカ:アリゾナ/Arizona
  • ペルー:全域

特徴・特性

宝石としての流通名では、ほぼ100%「ジェムシリカ」と記されますが、正式名は「シリシファイド・クリソコラ」といいます。

アリゾナやペルーなどの、限られた場所でしか採石されないため、とても希少な石です。

“シリシファイド”は「珪化(けいか)した」という意味で、“シリシファイド・クリソコラ”は「珪化したクリソコラ」という意味になります。

クリソコラとジェムシリカの違い

クリソコラ自体はモース硬度が2.5~3.5 ほどのとてもやわらかい、不透明の鉱物です。
研磨されて、ビーズアクセサリーなどとして流通することもある石ですが、硬度がないため宝石として取り扱われることはありません。

そのクリソコラに、長い歳月をかけて石英(ケイ素)が浸透し、クォーツ化 (※1)したクリソコラのことを「ジェムシリカ/シリシファイド・クリソコラ」と呼びます。
クォーツ化することにより、モース硬度も7と格段に高まり透明度も出てくることから、クリソコラとは見た目にも差が出ます。

ケイ素が浸透したクリソコラはみなシリシファイド・クリソコラなのですが、宝石として流通する場合には、宝石としての価値のある美しいもののみを“ジェムシリカ”と冠している場合が多いようです。

ちなみに、透明度があるものを「クリソコラ・カルセドニー 」、不透明に近いものを「クリソコラ・クォーツ」、縞(しま)模様の見られるものを「クリソコラ・アゲード」と分けて呼ぶこともあります。

鑑別の際の表示

ジェムシリカは、鑑別した際、宝石名に「ジェムシリカ」もしくは「シリシファイド・クリソコラ」と記されることはまずありません。

そのため、ジェムシリカではないのでは?と不安になることもあるかもしれませんが、鑑別書(※2)に「鉱物種名:天然クォーツ/宝石名:クリソコラ・カルセドニー」と記載されていれば本物ですので、ご安心ください。

価値

ジェムシリカは、その名にジェム=宝石と付くように、宝石としての価値が高い石です。

エメラルドグリーンから、パライバトルマリンのような蛍光色を思わせるブルーを見せる石もあり、特にアメリカでの人気は顕著です。

希少石でもあることから、日本でも高額で取り引きされているのですが、その人気ゆえに偽物も流通しているため、しっかりとした説明のできる販売店での購入をおすすめします。

カット方法

ジェムシリカのほとんどは不透明~半透明であるため、カボションカットを施すことでそのあでやかな輝きと色味を楽しむことの多い宝石です。
まれにある透明度の高いものは、ファセットカットにされることもあります。

インスピレーション産のジェムシリカ

アメリカ・アリゾナ州インスピレーション(Inspiration Mine)にある鉱山はすでに閉山されていますが、ここで採石されたジェムシリカには高品質のものが数多くあります。

同じアリゾナ州にある・レイ鉱山からもジェムシリカは産出されますが、インスピレーション産の品質を超えるものは現在のところ採石されていません。
そのため、インスピレーション産のジェムシリカで高品質のものは別格扱いをされています。

現在は、過去に採石された石をカット・研磨したものが流通していますので、興味のある方は、産地も参考にしてみると良いかもしれません。

パワーストーンとして

家庭、金運、安産、癒やし、調和、精神の安定、母性、和合、良縁を引き寄せる

安産のお守りとして、知られているパワーストーンです。
愛に満ちあふれた、癒やしと調和のある居場所を求めている人を、そこへ導いてくれるパワーを持っているといわれています。

ストレスが多く癒やしが欲しい方、仕事や人間関係を良い方向に導きたい方にも適しています。また、最高レベルの波動(※3)を持つ石とされています。

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