ロレックスを資産として活用するためには?

2016年1月12日

資産イメージ

第一線を走り続ける時計メーカーであるロレックスは、その人気の高さから市場における価値が落ちにくいため、資産として保有することができます。
資産価値においてロレックスは他の高級時計メーカーを圧倒するほどですが、ロレックスの時計であれば何でも良いというわけではありません。ロレックスの時計の資産価値が高い理由や、賢く購入・保有・売却するために抑えておくべきポイントを当ページで一挙にご紹介します。

資産価値が高い理由

では、なぜロレックスの時計は資産価値が高いのでしょうか。これには、大きく分けて「買取市場の安定性」と「高い品質」の2つの理由があります。

買取市場が安定している

ロレックスは世界中の時計メーカーの中でも随一の認知度を誇っているため、中古品の購入者数が非常に多く、需要と供給のバランスが常に一定の割合で保たれていることで、ビジネスが形成されやすいという実態を持っています。
一般的にブランド品というのは、景気や左右に左右されやすく、時期によって大きく売却額が変動するものですが、ロレックスの関しては認知度が非常に高いことで、価格変動が起こりにくく、常に一定の相場を推移しています。それゆえ、長年使用したとしても高額で売却することができ、資産として所持することができるのです。

高い品質により長年所持できる

ロレックスの時計の資産価値が高いもう一つの理由は「品質」です。
ロレックスの時計に使用されている各パーツは非常に品質が良いため、短期的に故障する可能性は極めて低いと言えます。世界屈指の認知度を誇るロレックスと言えども、コンディションが悪ければ高価買取は実現できません。しかしながら、定期的にオーバーホールを行うことで、新品同様のコンディションを保つことができるため、末永く所持していくことができ、経年使用でも高価買取が実現できます。
オーバーホール時には費用がかかりますが、通常使用における自然故障の可能性は極めて低いため、劣化部品の交換パーツ数が少なく、結果的に維持費用を安く済ませることができるのです。
このように、長期的に所持できるにも関わらず維持費用が安いということもロレックスの資産価値が高い理由となっています。

賢く資産運用するために抑えるべきポイント

資産運用とは、安く買って高く売るという運用術、いわゆる「投資」のことです。ロレックスの時計は上述のように資産価値の高い品物ですが、いくら資産価値の高い品物と言っても、売却額が購入額以上になることは稀であるため、“儲ける”という考え方はできません。
しかしながら、たとえばデイトナを100万円で購入して、7年後に85万円で売却することは可能です。オーバーホールで3万円の出費があったとしても、実質的に7年間で18万、1年間で2万5000円ほどで使用することができます。
このように、安く所持するために、または物的な貯金として保有するためには、さまざまなポイントがありますので、以下にてご紹介します。

中古で買って売る

現行モデルを新品で購入してすぐに売却しても、その換金率は90%程度で結果的に損をしてしまいます。新品で購入すれば修理やオーバーホールに対して保証がつくため、新品で購入して5年以上後に売却するのも1つの手ですが、資産運用という概念を重視した場合、中古で買って売却するという手もあります。
同じモデル同じコンディションの時計でも中古であれば店舗によって販売額が異なります。店舗によって価格差が生じるのは買取価格や利益率によるものであるため、安く販売している店舗で購入し、高く買取している店舗で売却すれば、時として売却額が購入額を上回ることもあります。また、長年使用しても購入額を上回ることもあるため、資産運用を根本として所持する場合には、中古で購入することをお勧めします。

アンティーク時計を手に入れる

すでに製造中止になっているアンティーク時計も資産として保有するのに適しています。
アンティーク時計というのは、月日が流れるごとに現存本数が少なくなっていきます。
一般的に、希少価値が高くなればなるほど相場が上昇していくため、数年後や十数年後には購入額の倍近い売却額になることも珍しくはありません。それゆえ、ロレックスの時計を資産として保有する場合には、現存本数の少ないアンティーク時計を狙うという方法も効果的です。

人気モデルを選択する

ロレックスの時計すべてが高く売却できるというわけではありません。基本的には欲する人が多いモデルほど売却額が高くなる傾向があります。
現行モデルでは、デイトナ、サブマリーナ、エクスプローラーIが特に人気のあるモデルで、現状において非常に高い換金率を推移しています。中でもデイトナは非常に人気が高いことから、売却額が購入額を上回ることが多々あります。
反対に、ターノグラフやエアキングなど人気のないモデルは、売却額が購入額を大きく下回ることが多いのが特徴です。
しかしながら、不人気モデルが今後“化ける”可能性は十分に考えられます。ただし、資産として保有する場合にはリスクが非常に大きいため、人気モデルを選択する方が得策です。