ロレックスのバブルバックに見られるダイアルの種類を一挙にご紹介!

2016年6月21日

ロレックス オイスタースピードキング

アンティークロレックスのバブルバックは、マニアの間で「バブルバックに始まり、バブルバックに終わる」と言われるほど奥が深いものです。非常に多くのダイアルが採用され、そのバリエーションが豊富さが有名な時計ですが、どれほどのダイアルがあるのでしょうか。

バブルバックとは?

バブルバックは自動巻き草創期に製造された分厚い裏蓋のことを言います。この裏蓋の中に自動巻ムーブメントを搭載していたことで分厚くなり、現行の時計にはない重厚感があります。非常に分厚く、その形状が泡のように膨らんでいることから、泡を意味する「バブル」と、裏蓋の裏を意味する「バック」の2つが組み合わさり、「バブルバック」と呼ばれるようになりました。
ここでは、そんなバブルバックが採用されたロレックスの数あるダイアルをご紹介したいと思います。

ユニークダイアル

ユニークダイアルは文字盤上にあるインデックスが上と下とで分かれているダイアルのこと。一般的には3時と9時を境として、10~2時にローマ字が記され、4~8時にはアラビア数字が記されています。ロレックスでは1930~50年代に製造されたモデルに多く見られます。また、兄弟ブランドであるチュードルにも採用されています。

セミ・ユニークダイアル

セミ・ユニークダイアルは上記のユニークダイアルとデザイン上はほぼ同じですが、こちらはインデックスの上下の書体が同じ。

ハチマキ

ダイアル外周にレイルウェイと呼ばれる目盛と、その内側に1本のラインが入っており、これがハチマキのように見えることから「ハチマキ」と名付けられました。アンティークらしいシックなデザインが特徴です。

3バカダイアル

ロレックスではスピードキングなどに採用されている3バカダイアルはインデックスの3時と9時のみ横になっているという何とも独特なデザインが特徴。30~40年代の代表的なダイアルで、「3バカ」や「バカ3」と呼ばれ親しまれています。

サイエンティフィック

サイエンティフィックは全ての時間の単位を時針、分針、秒針のそれぞれの針が指し示す複雑な構造が特徴。非常にレアで滅多にお目にかけることができません。

マジェスティック

マジェスティックダイアルは1~12の時間を表すインデックスの他、その外周に1~60までの秒目盛が表記され、さらに内側には13~24までの24時間計が表記されている文字盤。時、分、秒と全ての時間が文字盤上に集約されているため非常に重厚な面もちが印象的です。

テクニカル

テクニカルは文字盤上をたくさんの線が走り、海図をイメージしたかのようなデザインが特徴です。

イラスト入り

厳密に言うと、これは多く見られる一般的な文字盤ではなく、特注品などで見られる文字盤です。特注の時計によって様々なイラストが描かれています。

スターダイアル

スターダイアルはインデックスに星の形が記されている文字盤で、他のダイアルにはない神秘的な雰囲気が特徴的です。