ロレックスのバブルバックの中で絶大な人気を誇る「フーデッド」に関して

2016年6月7日

ロレックス オイスターパーペチュアル バブルバック

アンティークロレックスの中でも一番人気といわれるフーデッドモデル。コレクターの間では有名ですが、一般的にはあまり聞きなれませんね。
では「フーデッド」とは一体どのようなものでしょうか。

フーデッドとは?

フーデッドというのは1933年~55年にかけて製造されたバブルバックを彩るブレスレットの装飾のことを言います。フーデッドは時計自体のフォルムのデザインに直結するため、見た目上、非常に重要な要素となっています。
しかしながら、発表当時のフーデッドは全く人気がありませんでした。というのも、ロレックスはスポーツモデルとしてバブルバックを宣伝・展開していたため、フーデッドの余計な装飾は不必要とされていたのです。そのため、製造開始から間もなくして製造終了になるなど、現存するものは極めて少なく、現在ではその希少性から最も人気のあるバブルバックとなっています。

フーデッドの種類

製造されたフーデッドは全部で5種類。
1939年に発売された装飾感があまりないシンプルな「ノーマルフーデッド」、1941年に発売された5本の溝とフラットなベゼルが特徴の「リプドフーデッド」、1943年に発売されたスチール製に2本の線が縦に掘られている「スチールフーデッド」、1940年代後半に発売されたシリンダーケース装着型・半可動タイプの「フレキシブルフーデッド」、貝の形状に似た美しいフォルムが特徴の「シェルフーデッド」があります。

どれもノーマルなバブルバックにはないデザイン性を持っており、その独特なデザイン性も現在の人気に直結しています。