ロレックスのバブルバックは前期と後期で構造が異なる

2016年1月22日

ロレックス_バブルバック イメージ

ロレックスのバブルバックには、前期に2構造タイプ、後期に3構造タイプの2種類が製造されていました。
この2種類にはどのような違いがあるのかをご紹介いたします。

バブルバックには2種類の構造が存在する

1933年から1955年まで製造されたバブルバックには実は2つの種類が存在します。
バブルバックが誕生した当初はケース、ベゼル、裏蓋から成る3構造タイプ。
1941年にはバブルバックはベゼルとケースが一体になったことから、ケースと裏蓋の2構造タイプに変わりました。
新たなムーブメントが導入されたことで2構造タイプに変更になり、精度や防水性がより高く、そしてコスト面も大幅に安くなりました。

初期の3構造タイプ

ケースには主にゴールドが使用されており、ベゼルも同様にゴールドが使用されています。
3構造タイプ時代の裏蓋はバブルバックの名称の由来である”泡”の形ではなく、台形に近い形状を持っています。また、ダイアルに関しても後期の2構造タイプと違う点があり、初期の3構造タイプにはスモールセコンドが付いており年代を感じさせる雰囲気が印象的です。

後期の2構造タイプ

1941年から製造終了となる1955年にかけて使用された2構造タイプの最大の特徴はベゼルとケースが一体になったこと。さらにケースはゴールドではなく主にスチール製に変更されました。
また、裏蓋においては2構造タイプ時代の台形のような形状から膨らみを持った丸い”泡”のような形状になり、バブルバックという名に相応しいフォルムに仕上がりました。
ダイアルはスモールセコンドからセンターセコンドに変更になるなど、2構造タイプ時代から様々な点において変更されています。