ロレックスの時計のダイアルに表記されている文字から分かる性能!

2016年4月5日

ロレックス ダイヤルサンプルイメージ

ロレックスのダイアルにはさまざまな文字が書かれているものや、独自の機能をもっているものがあります。これらはムーブメントの性能を表す目印なのですが、どれほどの文字の種類・機能があるのでしょうか。

ダイアルを見るだけで性能がすぐに分かる!

ロレックスの各モデルの性能を確かめる1つの方法として、ダイアルを見るということが挙げられます。
ダイアルは時計の要となり、デザインや視認性など非常に重要となる部分。そこには「クロノメーター」、「プレシジョン」、「アンチ・マグネチック」など、様々な文字が刻まれていますが、これはムーブメントの性能を表す目印なのです。また、6時の位置に小窓がついているモデルもあり、これには独自の機能を持っています。
ここでは、そんな文字の種類や小窓の機能についてご紹介していきたいと思います。

クロノメーター

クロノメーターはスイスにあるクロノメーター協会が認定する称号のこと。
スイスの主要3都市にある試験場で15日間にも渡る厳しいテストをクリアした時計にだけ与えられる称号で、テストをクリアできる時計の数は全体の5%ほどと言われています。
クロノメーターの認定を受けたムーブメント搭載の時計は正確性・精密性が非常に高いのが特徴で、ダイアルには「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」の文字が刻まれています。

プレシジョン

プレシジョンは「正確」や「精密」という意味を持ちますが、クロノメーター協会の認定を受けているわけではなく、一般的にはクロノメーターに相当する性能を持っていると言われています。しかしながら、この比較は非常に難しいため、クロノメーターに相当する正確性は持っていないという見解もあります。
文字盤に「PRECISION」と書かれているものがこれにあたります。

アンチ・マグネチック

アンチ・マグネチックは「耐磁性能」のことを言い、ゼンマイなどの磁気帯びを防ぐ目的として、ムーブメントの裏にドーム型をした耐磁性のカバーが装着されています。電化製品周辺に発生する磁気による故障を防いでくれるため、日常生活において非常に役に立つ性能です。
文字盤に「ANTI-MAGNETIQUE」の文字が刻まれているものがこれにあたります。

ムーンフェイズ

ムーンフェイズは太陰暦を表すインダイアルのことで、月の満ち欠けの周期が29.5日であることから、29.5日で一周するようになっています。
中世ヨーロッパ時代から様々な時計に採用されてきたムーンフェイズは、ロレックスでも度々採用されています。

スモールセコンド

通称「スモセコ」と呼ばれるスモールセコンドは、6時に位置する秒針用のダイアルのこと。
通常、ダイアル部に時針、分針、秒針の3針がありますが、スモールセコンドによって秒針が独立し、見た目的にスッキリすることと、アンティーク調の雰囲気が出ることから、時計マニアの間では非常に人気があります。