ロレックスの新たな一歩が垣間見えるベゼル、「エジプシャン」

2016年1月8日

オイスターパーペチュアル バブルバックフーデッドコンビ

ロレックスのデザイン性をもつベゼルのきっかけとなったのが、1930年代に作られていたエジプシャンベゼルです。
なかなか目にすることがないエジプシャンベゼルとは、一体どんなものなのでしょうか。

デザインベゼルのキッカケとなったエジプシャン

ロレックスは新たな試みとして1934年~1938年の4年間のみ、シンプルなラウンドケースに段差のついたラグと2段のベゼルを備えた「エジプシャン」をベゼルのデザインに採用していました。
それまでシンプルなベゼルが多かった中、これが初めて装飾にこだわったベゼルなのです。
別名「エジプティエンヌ」とも呼ばれており、形状がまさにエジプトを代表するピラミッドに似ている非常にオシャレなデザイン性を持っています。

主にドレスウォッチに採用され、アールデコ時代の特徴を上手く表現したエジプシャンは、結局4年間しか作られなかったものの、ロレックスはこれを機にベゼルのデザインに強いこだわりを持つようになりました。
そして、エジプシャンのデザインを参考にして作られたのが、高い人気を誇るフーデッドモデルなのです。