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ロレックスの「GMTマスター」がパンアメリカン航空の公式時計に採用された経緯とは?

2016年5月17日

ロレックス GMTマスター

先に述べていたように、ロレックス「GMTマスター」はパイロット時計として開発され、1960年代には世界的評価の高い、パンアメリカン航空の公式時計に採用されました。
あまり知られていない採用の経緯とは?
そして、この一件で、ロレックスが排出する数々のプロフェッショナルウォッチの信頼性がさらに向上したのです。

パンアメリカン航空の公式時計に

1950年代に誕生したGMTマスター。パイロット用の腕時計として開発され、1960年代に入るとパンアメリカン航空(パンナム航空)の公式時計に採用されました。
パンアメリカン航空は1960年代において世界でも最も経験豊富な航空会社として賞賛され、そこで公式採用されたことにより、GMTマスターは次々と各国の航空会社の公式時計に採用されるなど、たちまちパイロットにとって欠かせないマストアイテムとなりました。

このことにより、GMTマスター自体の信頼性が高くなったのはもちろん、ロレックスが輩出する数々のプロフェッショナルウォッチの信頼性も同時に高くなっていったのは言うまでもありません。

実はパンアメリカン航空の依頼から始まった

1960年代にパンアメリカン航空の公式時計に採用されたということで、同航空会社がGMTマスターに目をつけたと認識されがちですが、実はGMTマスターが誕生する以前に、パンアメリカン航空が直々にロレックス社にパイロット用の時計を依頼していたのです。
パンアメリカン航空は、それまでに発表したロレックスのサブマリーナやエクスプローラーといったプロフェッショナルウォッチの性能の高さに目を付け、パイロットに不可欠であった2つのタイムゾーンを知ることが出来る腕時計をロレックス社に製造依頼したのです。
その依頼に応え、ロレックスが知識と経験をかき集めて作られたのがGMTマスターというわけです。