ロレックスの中古時計を購入しようと考えている方の多くは、どのくらいの価格で売られているのか気になることでしょう。
ロレックスは、数ある時計ブランドの中でも中古相場が下落しにくく資産価値の高いブランドですが、それでも常に一定の相場が保たれているわけではありません。
ここでは、相場が変動する理由や、相場が下落しにくいモデルについて詳しくご説明します。
中古相場の変動
ロレックスの時計の中古相場は為替によって大きく変動することがあります。
新品においても「日本定価」が設定されているものの、スイスフランに対する為替により変動し、円安になればなるほど日本でのロレックスの価格は上昇し、円高になればなるほど日本でのロレックスの価格は下落します。
また、中古時計においては特に、為替の変動によって日本に流入・停滞する個数が減り、希少価値が加算されるため、為替の変動が大きく影響します。これは正規品・並行品を問わず、ロレックスの時計すべてに当てはまります。
相場が下落しにくいモデル
上述のように、為替の変動はロレックスの時計の価格に大きく影響しますが、影響を受けにくいモデルというのが多々存在します。これは人気の高さと関係が深く、基本的には人気が高ければ高いほど為替の影響を受けません。人気モデルは、仕入れコストがかかっても販売に際する回転率が高いため、利益が生まれやすいのです。
多くの店舗では、買取相場から算出した平均的な中古価格で販売しているため、他店より高額で販売しては、いくら人気モデルとは言え在庫過多になってしまう恐れがあります。この競合が人気モデルにおける中古相場の安定化に繋がっているのです。
また、買取相場においても競合により、ある一定の相場が定められています。
なお、ロレックスの中古時計の中でも為替相場の影響を受けにくいモデルは、「デイトナ」・「サブマリーナ」・「エクスプローラー」・「GMTマスター」の4モデルであり、中でも中古相場が安定しているのは下表にある型番の時計です。
デイトナ | Ref.116509、Ref.116520、Ref.116523G |
サブマリーナー | Ref.5513、Ref.14060M、Ref.16610、Ref.16613、Ref.116610LV、Ref.116610LN |
エクスプローラー | Ref.1016、Ref.1655、Ref.114270、Ref.214270 |
GMTマスター | Ref.1675、16710、116710BLNR |
まとめ
このように、ロレックスの中古時計は為替などによって相場が変動するため、お目当ての時計がいくらで売られているのか、相場を調べるのはやや困難です。
どうしても相場を知りたいという方は、ネットで「型番(例:ref.000000) 中古」と調べ、該当するサイトで販売または記載されている価格をピックアップし、それらの平均を求めてください。ただし、中古品はコンディションによって大きく価格が異なるため、参考程度に考えておきましょう。