ロレックスのスペシャルモデルには様々なベゼルが装備されている

2016年4月26日

スペシャルモデル ベゼルイメージ

これまでに数々のベゼルを採用してきたロレックスですが、現在は各モデル特有のベゼルを採用し、デザインを見ただけでどのモデルかが判断できるようになっています。
どのモデルにどんなベゼルが採用されているのかをここでご紹介いたします。

ロレックスのベゼルの種類

ロレックスの時計には実は数えきれないほどのベゼルが存在します。というのもロレックスは現在の世界的地位を確保するまでに様々な試行錯誤をしてきたからです。性能に重きを置くロレックスですが、1920年代頃からベゼルのデザイン性や機能性にもこだわりを持つようになったのです。
現在、定番となっているベゼルは8つあり、「ポリッシュベゼル」、「ファインリーエンジンターンベゼル」、「タキベゼル」、「エンジンターンドベゼル」、「フルーテッドベゼル」、「ダイヤベゼル」、「回転ベゼル」、「手彫りベゼル」などがあり、中でも昔から変わりなく採用されているのが「タキベゼル」や「エンジンターンドベゼル」となっています。

現行モデルのベゼルは?

現行モデルにはそれぞれ特色のある異なるベゼルが搭載されています。各モデルの中でも型番によっては違うベゼルが採用されているものもありますが、基本的には各モデル特有のベゼルが搭載されています。これら特有のベゼルは各モデルの顔と言える存在で、ベゼル1つ違うだけでフォルムが全く異なり、それぞれを視認的に特徴づけているため、各現行モデルに採用されているベゼルを知れば、一目見ただけで、どのモデルなのか容易に判別することができます。

サブマリーナのベゼル

サブマリーナに装備されているベゼルは、潜水中の事故を防ぐために逆回転防止式になっており、60分表示が入っています。これはいわゆる「回転ベゼル」に該当し、ベゼル外周にデコボコの凹凸があるのが特徴的です。

エクスプローラーのベゼル

エクスプローラーはⅠとⅡでベゼルが異なり、Ⅰは無駄を一切省いたシンプルなデザインが特徴の「ポリッシュベゼル」が主に採用されており、Ⅱは24時間表示が刻まれた固定式ベゼルで、ポリッシュベゼルに24時間表示の彫りが刻まれていることから、「手彫りベゼル」と呼ばれるものが該当します。

GMTマスターのベゼル

GMTマスターのベゼルは最も特徴的で、上下に色分けされた24時間回転ベゼルが採用されています。種類は「回転ベゼル」に該当しますが、このベゼルはGMTマスター特有のものであるため、他モデルでは見ることが出来ません。

デイトナのベゼル

デイトナはレーサー用として開発されたため、ベゼルには平均時速を測定するタキメーターのスケールが入っています。初期モデルは最高測定数が200まででしたが、後に300、現行では400が一般的です。デイトナのベゼルはポリッシュベゼルを基にアレンジして作られているため、これもGMTマスター同様に特有のベゼルと言えます。

ヨットマスターのベゼル

ヨットマスターのベゼルは「回転ベゼル」に該当しますが、サブマリーナと同様に逆回転防止式になっています。10、20、30、40、50分時にそれぞれ刻印があり、各刻印の間にはバーが刻まれいるのが特徴です。

デイトジャストのベゼル

デイトジャストは様々なベゼルが採用されていますが、中でも多い組み合わせなのが「フルーテッドベゼル」。ダイヤモンドカッターでカッティングされた均等でシャープなラインが特徴で、現行はもちろん発売当初にもよく採用されています。