ロレックスとチュードルの性能とムーブメントの違いについて

2016年1月15日

ムーブメントイメージ

共通するパーツを使っているロレックスとチュードル。両社の性能に違いはないようにみえますが、実は低価格を実現するために、時計のなかでも重要なパーツで異なるものを使用しているのです。
両社の性能の違いについてご紹介いたします。

ロレックスとチュードルの性能の違い

チュードルの時計はロレックスの部品を使用して作られていますが、少なからず性能に違いがあります。
まず、基本的な性能を持つロレックスのオイスターとチュードルのオイスターを比較した場合、100M防水を持つロレックスのオイスターに対し、チュードルは50M。さらにムーブメントにおいても違いがあり、ロレックスはクロノメーターの認定を受けたムーブメントを使用しているのに対し、チュードルはクロノメータームーブメントではありません。

このように低価格で販売しているチュードルの腕時計はロレックスの基本性能には及びませんが、それでも十分な性能を確保しています。

チュードルに搭載されているムーブメント

低価格を実現するためにチュードルのムーブメントはロレックスのものではなく、他社製のものを使用しています。
レンジャーやサブマリーナといった多くの腕時計には、低価格ながら精度の高いエタ社製の自動巻ムーブメントを独自に改良したものを搭載しており、その他、レマニア製のムーブメントを搭載したモデルも存在します。
これらは十分な性能を持っているものの、上述のようにクロノメーターの認定は受けていないため、ロレックスとチュードルの最大の違いはムーブメントにあると言えます。