ロレックスの時計は中古で購入してもよいのか?

2015年12月4日

中古腕時計イメージ

ロレックスの時計は新品で買うべきなのか、はたまた中古で買っても良いのか、迷う人は多いのではないでしょうか。購入後の保証などを考えると、新品で買うに越したことはありませんが、それでも中古で買うメリットはたくさんあります。
しかしながら、デメリットもしっかりと把握しておかなければ失敗に繋がってしまうかもしれません。

ここでは、ロレックスの時計を中古で買うメリットとデメリットをご説明しますので、それぞれをしっかり把握した上で購入を検討してみましょう。

中古品の「メリット」

低価格で購入できる
中古ロレックスを購入する一番のメリットは価格の安さでしょう。
新品の場合、安いモデルでも60万円以上、高いモデルとなると100万円を超えるため、誰でも容易に購入できるものではありません。
しかしながら、中古品をみると20万~40万台の時計が数多く販売されており、少し頑張れば手が届きます。
生産中止モデルを入手できる
新品で購入する場合、最新モデルや1つ古いモデルしか選択肢にあがりません。
新しいものが好きな人にとっては新品で買うメリットは大いにありますが、廃盤モデルや希少なアンティークウォッチが好きな人は中古で購入することになります。
また、中には人の腕につけられたことのない未使用品も多々存在するため、低価格で生産中止モデルを入手できるのは中古ならではのメリットではないでしょうか。
保証を受けることができない
正規店で新品を購入すると5年間の保証を受けることができます。
保証というのは、自然発生した故障に関して無償または格安で修理してくれるというものですが、中古で購入する場合、正規にこの保証を受けることができません。
保証書が付属していることがありますが、多くの場合は個人名義がすでに記載されている状態であるため、個人情報の問題から販売店舗がその保証書を譲渡できない場合もあります。さらにアンティークウォッチのような古いものは、そもそも保証書が付属していないため、正規で修理保証を受けることができません。
ただし、販売店舗によっては独自に保証をつけているところもあるため、中古で購入する際はオークションなどではなく、保証をつけてくれる店舗の方が安心です。

中古品の「デメリット」

偽物を引く可能性がある
有名なブランドであるほど偽物品が流通しており、それはロレックスにも当てはまります。
偽物の多くは素人目で判断できない精巧品で、中にはプロでも鑑別が難しいものもあります。オークションの場合は、目で確認してから購入することができず、偽物を引いてしまう可能性が高いといえるため、特に注意が必要です。
ロレックスに精通したプロであれば、いかなる精巧品でも本物・偽物の違いを鑑別できますが、日本の中古時計販売店の全てにプロがいるわけではありません。
それゆえ、店舗で購入したとしても偽物を引いてしまう可能性は十分にあるのです。ロレックスの時計を中古で購入する際には、必ず信頼のおける店舗で購入するようにしてください。
コンディションが分からない
中古品は外観の擦れや傷はみえても、内部の劣化具合はみることができません。
内部機械は時間と共に劣化していくため、年式の古いアンティーク品ほど、購入には注意が必要です。
しかしながら、日本の大手中古時計販売店の多くは、独自にメンテナンスを施し、場合によってはパーツの交換や保証をつけてくれます。内部のコンディションが心配なら、保証をつけてくれる店舗で購入することをお勧めします。
付属品が揃ってないことがある
袋や箱、保証書など新品購入時についてくるものは、売買において大切な物品です。ゆえに、それら付属品がついていない場合はより安く購入することができ、お得感がありますが、売却や下取りに出す際には値段がかなり下がってしまいます。
売ることを考えず末永く愛用していくつもりでしたら問題はありませんが、定期的に時計を買い替える人にとっては、付属品がある方が最終的にお得になります。

中古時計には多くのメリットが存在する反面、デメリットも多々あります。
前項で述べたように、素人には本物と偽物・コンディションの良し悪しを判別するのは難しいため、中古品で購入する際には必ず信頼のおける店舗を選んでくださいね。