ダイヤモンドの情報サイト

ダイヤモンド原石は独特の方法で販売されている

ダイヤモンド 原石 取引 売買 サイト サイトホルダー 2択

世界のダイヤモンド産業を巨大シンジケートでコントロールするデビアス社は、今でも全世界で産出されるダイヤモンド原石の80%近くを扱っています。デビアス社におけるダイヤモンド原石の販売部門は、以前は中央販売機構(CSO)という組織でしたが、現在はダイヤモンド・トレーディング・カンパニー(DTC)という名前に変りました。しかし、その独特な販売形態は今も昔も変りありません。

サイトとサイトホルダー

DTCは、サイトと呼ばれているダイヤモンド原石を販売する催しを、年に10回ほど開催します。サイトに参加することができるのは、「サイトホルダー」と呼ばれる業者だけです。サイトホルダーとは、独自の基準でデビアスが選んだ業者のことで、誰もがなれるというわけではありません。

サイトホルダーは、DTCから原石の詰まった袋を提示されます。サイトホルダーには、袋ごと全て買い取るか、何も買わないかの二者択一の選択肢しか認められていません。価格もDTCが提示し、交渉は一切できません。 度々購入を拒否すれば、サイトホルダーの資格を失うことになります。

それでも世界中のほとんどのダイヤモンド業者はサイトホルダーからダイヤモンドを購入するしかないので、サイトホルダーのメリットは大きいのです。 こうした仕組みによってデビアス社は、ダイヤモンドの価格をコントロールしているというわけです。

<< ひとつ前のページに戻る

NewTopics最新情報

2016年04月18日
3本のスプーンと交換された86カラットのダイヤモンド
オスマントルコの宝物が集められているトルコ・イス...
2016年04月14日
22億円で落札されたブルーダイヤモンド
22億円という破格の値段で落札されて話題になった...
2016年04月11日
歴史に残る人物に所有されてきた「ブリオレット・オブ・インディア」
有名なダイヤモンドには、歴史に残る人物の手を転々...

Populer Posts人気の記事

宝石の王様 ダイヤモンドができるまで
ダイヤモンドの誕生 ダイヤモンドの生成に関して...
アフリカ諸国の内戦を深刻化させた「紛争ダイヤモンド」
「紛争ダイヤモンド」と呼ばれる国際問題はご存知で...
世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」
世界最大のダイヤモンド原石は、1905年に南アフ...