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ダイヤモンドは正しく手入れをして、価値を長持ちさせましょう

ダイヤモンド 鉱物

ダイヤモンドの特徴を知っておきましょう

ダイヤモンドなど宝石は、大変デリケートなものです。日ごろのお手入れや定期点検をすることで、いつまでも輝きを持続できます。また、それが宝石の価値を長持ちさせることにもつながります。

ダイヤモンドのお手入れ法を知る前に、その特徴を確認しておきましょう。ダイヤモンドは世界でもっとも硬い鉱物です。そのため、何をしても壊れない、傷つかないと思っている人が多いのではないでしょうか?
確かにダイヤモンドは硬いので、引っかき傷などはつきません。しかし、劈開性(へきかいせい)という性質があります。これはある方向に力が加わると、ぺキッと割れてしまうのです。硬いダイヤモンドが割れるなんてイメージできませんが、実際に割れることがあります。
また、ダイヤモンドは酸やアルカリ、熱に強い性質を持っています。宝石の中には紫外線に弱いサファイアや、熱による乾燥に弱いエメラルドやオパール、酸やアルカリに弱い真珠などそれぞれの性質がありますが、ダイヤモンドは宝石の中でももっとも耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性に優れているといわれています。一方、親油性があるため、油がつきやすい宝石です。ダイヤモンドの表面がくもったようになり、せっかくの輝きは失せてしまいます。皮脂や化粧品の油分などは注意が必要です。

お手入れの方法

お手入れを始める前に、爪やチェーンなど宝石にセットされている部分にゆるみがないかチェックしましょう。ゆるんでいるのを知らずにお手入れをすると、手入れの途中で石が取れる恐れがあります。爪楊枝などで触ってみて、ぐらつきがある場合は、自分でのお手入れは止めて専門店に持って行きましょう。

毎日のお手入れでは、柔らかい専用のクロスで汚れや油分をふき取ります。この場合はから拭きで大丈夫です。年に一・二度はゆるま湯で汚れを洗い落としましょう。ゆるま湯に中性洗剤を入れて、その中にダイヤモンドを浸して、汚れを浮き上がらせます。柔らかいブラシなどを使って、汚れを取っていきます。リングの裏側などもていねいに洗っていきましょう。最後は水かぬるま湯でよくすすぎ、タオルで水分を拭き取ります。洗面所などで洗う場合は、必ず排水口に栓をするのを忘れないようにしましょう。万が一、落として流れてしまうのを防ぐためです。

また、定期的に宝石専門店で点検を兼ねて、クリーニングしてもらうのもおすすめです。専門店に行くことで、最新のジュエリー情報を聞いたり、おしゃれなコーディネートのヒントをもらえたりと、得ることが多いものです。大切なジュエリーは、まさに宝ものです。こまめにお手入れをして、いつまでも輝きを保ちたいものですね。

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