バリ バレ（Bali BARRET）とエルメス
１９９８年創立：自身の名を付けたフランスのファッションブランド。
エルメスのシルクとテキスタイル小物のアート・ディレクターとしても活躍。
２００３年にエルメス春夏メンズのミニコレクションを発表している。
流行だけにとらわれないスタイル重視がデザインの特徴であり、洗練されたディテール遣いと愛着を持って長年着られるシンプルなデザインは
現在までエルメスを支え、エルメススタイルを確立してきた人物の一人といっても過言ではありません。
バリバレのプロフィール
バリバレが育ったのはフランスのパリ。
銀行に勤める父と広告代理店に勤める母に育てられました。
１９８０年〜１９８１年まで装飾専門のエスモード・パリに在籍。
卒業後、１９８２年からデザイナーとして活動。
１９９８年にフランスのファッションブランド「バリ バレ(bali barret)」を創立。
１９９９年春夏レディースコレクションを発表。
２００２年には２００３年春夏メンズのミニコレクションを発表し。
同年、自身のブランド活動もしつつピエール＝アレクシィ・デュマ氏の依頼で
エルメスのシルクとテキスタイル部門のアーティスティック・ディレクターに就任。
エルメスのスカーフのデザインを開始。
２００４年には株式会社サザビーリーグとの合併し、バリバレジャポンを設立。
バリバレ初の国内直営店が東京（渋谷）にオープン。
２００８年に日本販売から撤退。
バリバレのブランド情報
・デザイナー
バリバレ（Bali BARRET）
・コンセプト
Bali barret femme:４０型展開。メンズウェアの影響を受けた洗練されたディテール使いのミックスコーディネイト。ずらしたコーディネイト。
Bali barret home:１５型展開。デイリー対応の洗練されたディティール使いとひねりのきいたクラシック、シンプル＆ベーシックのミニコレクション。
・スタイル
トレンドだけに走らないスタイルを重視。モダン・シック＆クール、デイリー感覚と洗練されたシンプルなディテール使いとユニセックス感覚。リーズナブルなのにクリエイティブなファッション。ファッション性だけにとらわれず、デイリーとしても着られるスタイルを重視したデザインでありながら、モダンでシンプル＆洗練されたディティールと計算された美しいラインと発色が特徴。シンプルなのに遊び心があってどこか粋な彼女のデザインは日本でも多くのファンを持っており、惜しまれつつも日本での販売を撤退してしまいました。
バリバレが語るエルメスのカレ
「カレはアクセサリー的な存在ではなく、カレ自身が個性を持ち、主張することを知っている。持ち続けることで愛着が生まれます。」
「正方形にデザインすることは長方形の何倍もの技を要する。
エルメスのカレには限られたスペースの中で物語があり、同じデザインでも色合いによって全く違った表情になるため、配色が非常に重要である。」
「首に巻いたり、帽子の代わり、ヘアバンドあるいは肩にかける。ブラウスやセーターの受けから身を包み込むようにかけたり、ベルトとしても使用するのに９０㎝四方は望ましいサイズである」
