エルメスのフォーブル・サントノーレ店の屋上の庭から生まれた香水

エルメスのフォーブル・サントノーレ店の庭から生まれる香水

エルメス(HERMES)フォーブル・サントノーレ店の屋上の庭

パリのフォーブル・サントノーレ店の屋上には庭園があります。
リンゴに洋ナシにモクレンなどが生い茂る木々。 その木々の枝の間から見えるのはパリの街並み。 そんな屋上の庭から生まれたのがエルメスの新たな香り「屋根の上の庭」です。

エルメスでは年間テーマに基づいた調香が行われ2011年のテーマにあわせてエルメスの専属調香師であるジャン=クロード・エレナが、香水「屋根の上の庭」を発表しています。

ジャン=クロード・エレナ(Jean Claude Ellena)のプロフィール

1947年フランスのグラースで生まれ、調香師の父をもち、その才能を開花させました。
工房で修業を積み、スイスにある調香師養成学校で学んでいます。 その後さまざまなブランドにフレグランスを提供。

2000年に自身のブランドであるThe Different Company(ザ ディファレント カンパニー)を創立させる。 2003年「地中海の庭」でエルメスとの出会いを果たしたのち、2004年にエルメスの専属調香師となり、その才能と独創的なスタイルを発揮した香水の発表の数々により、香水販売数を3倍に伸ばしたという実績をもっていると言われています。

エルメスの香水「屋根の上の庭」の誕生

2011年の春の新作、調香したのはジャン=クロード・エレナ。
テーマは“現在(いま)に生きるアルチザン” アルチザンとは職人の事を指しています。 そして屋根の上の庭とは、フォーブル・サントノーレ店の屋上の庭園の事を指しており、この庭園の手入れしている庭師の仕事ぶりを表現して作られた作品です。

“最小限の素材で最大の表現をする香水を作ること” ジャン=クロード・エレナが香水を作るときのポリシーだそうです。

ジャン=クロード・エレナが発表した香水

2003年「地中海の庭」
2005年「ナイルの庭」
2008年「モンスーンの庭」
2011年「屋根の上の庭」