ロレックス(主にオイスター登場前後)のケースを一挙に紹介します!

2015年10月30日

時計ケースイメージ

ロレックスの長い歴史の中で、これまでに採用されてきた数多くのケースから、アンティーク時計に見られるケースを簡単にご紹介いたします。
現行のモデルではほとんどがオイスターケースを採用していますが、オイスターケースが登場するまではどんなケースが使われていたのでしょうか。

アンティーク時計に見られる様々なケース

ロレックスはオイスターケースの開発に成功したことで、現行のモデルのほとんどはオイスターケースが採用されています。
しかしながら、オイスターケースが登場する前後には、トノー型や楕円型など特殊な形状のものや、防塵のために作られたケースなど独特な雰囲気を持つ様々なケースが使われていました。
ここでは、そんな魅力溢れるケースの数々を一挙にご紹介したいと思います。

ハンターケース
ハンターケースの最大の特徴は、文字盤を完全に隠す開閉式のカバーを持っていること。主にドレスウォッチに採用されています。
ハーフハンターケース
ハーフハンターケースは、ハンターケースに似た仕組みですが、カバーの中央に円形の窓がついていることで、外からでもダイアルを見ることができます。
シリンダーケース
シリンダーケースは円柱型の厚みを持ったラウンド形状が特徴。円筒(シリンダー)を輪切りにしたような形状であることから、シリンダーケースと名付けられました。
デニソンケース
デニソン・ウォッチケース・カンパニーと呼ばれるイギリスの会社がロレックスのためだけに作ったケース。
ロレックスだけでなく、兄弟ブランドであるチュードルの時計にもデニソンケースが使われているものもあります。
ツーピースケース
防塵のために作られたツーピースケースは、2重のケースから成る特殊な構造が特徴。
ボンベイケース
ケースの外側にラグがあり、それがツイストした独特な構造を持つボンベイケースは、ロレックスだけでなく1950代製などのチュードルの時計にも見られます。
プロテクターケース
プロテクターケースはダイアルを覆う風防ガラスの破損防止を目的として作られました。風防ガラスのしっかりと覆うケースにより見た目にも頑丈さが伝わってくるフォルムが特徴。
オーバルケース
楕円の形をしたオーバルケースは、卵のような丸い形状から別名「タマゴ型」と呼ばれています。
クッションケース
座布団のような柔らかな膨らみを持つことから名づけられたクッションケースは、オーソドックスな円形状のフォルムが特徴です。
アーミーケース
クッションケースに似た形状であるものの、クッションケースよりもエッジが効いており、戦車を彷彿させるかのような重厚なフォルムが特徴的です。
スクエアケース
スクエアは正方形のケースで、カルティエやブレゲといったブランドの時計に多く見られますが、ロレックスでは極わずかしか採用されていません。
レクタンギュラーケース
レクタンギュラーは長方形のケースで、ロレックスのプリンスによく見られます。ケースが長方形であることから、主に長方形のムーブメントが搭載されています。
バイセロイケース
トノー形状のケースと独立したベゼルの3ピース構造を持つバイセロイケースは、1930年代に誕生し、ロレックスの躍進を支えた立役者的存在。様々なモデルに採用されています。
ブランカードケース
裾の広がった形状を持つブランカードケースは別名「フレアードケース」とも呼ばれており、主にプリンスなどのナースウォッチによく見られます。
オクタゴンケース
1920年代~30年代初期のロレックスに多く見られるオクタゴンケースは八角形という他のケースにはない独特なデザインを持つモデル。初期にオイスターなどに多く見られます。
トノーケース
トノーケースはいわゆる樽型のケースで、1910年代~30年代(アールデコ期)に流行しました。中心部分が広くなっているのが特徴。