ロレックス購入の際に発行される証明書について、種類や役割などを解説

2015年11月24日

保証書 イメージ

時計を正規で購入すると保証書が付属されます。
ロレックスでも同じように「保証書」が発行されますが、他に時計独自の「歩度証明書」や、「オーバーホール証明書」というものも発行されます。
それぞれの役割について解説させていただきます。

購入時に付属する様々な証明書

ロレックスの時計を購入した際に、ペーパーやカードといった形で「保証書」が手渡されますが、これはその時計が本物であるという証。

ロレックスの時計は大まかに、ロレックス社の直営店や契約している販売店で売っている「正規品」、バイヤーが正規店で購入し、それを独自で販売している「並行品」の2つに分類され、正規品の場合は購入者の名前が入った保証書が発行されますが、並行品では発行されず、国際保証書のみがついてきます。
これらの保証書の他、クロノメーターの認定を受けた時計に発行される「歩度証明書」や、オーバーホールの際に発行される「オーバーホール証明書」などもあります。

保証書(ギャランティーカード)

ギャランティーカードは本物の時計であるという証明であると共に、誰が購入したのかが分かる重要な付属品です。購入者名のほか、購入年月日、型番、シリアルナンバーなど、あらゆる情報が記載されています。

以前はペーパー式の保証書でしたが、2006年から現行のカード式に変更になっています。

このギャランティーカードの表面をブラックライトで当てると「ROLEX」の文字が至るところに浮かび上がります。
これは偽造防止の役割を果たしているため、中古品を購入の際にギャランティーカードが付属していたら本物か偽造品か確かめてみましょう。

歩度証明書

歩度証明書は現在ではあまり馴染みがありませんが、それもそのはず、現在では発行されていません。
歩度証明書というのはクロノメーターの認定のムーブメントを搭載した時計に発行される証明書で、1940年代~50年代に付属品についていました。

しかし、1970年代になると請求しなければ発行されず、時が流れ、現在では請求しても入手することが出来なくなりました。そのため、ロレックスのアンティーク時計を購入する際に、歩度証明書の有無は案外重要なのです。

オーバーホール証明書

オーバーホール証明書とは、日本ロレックスにてオーバーホールした際に発行される証明書のこと。
現在では保証書のようにカード式に切り替わっていますが、以前はペーパー式が使用されていました。

また、ペーパー時代は保証期間が1年であったものの、カード式に切り替わってからは保証期間が2年になりました。
オーバーホール証明書にはシリアルナンバー、モデルナンバー、オーバーホール完了日が記載されます。