ロレックスのアンティークウォッチの購入時に気をつけておくべきこと

2016年2月23日

時計販売店イメージ

ロレックスのアンティーク時計は非常に魅力的で、時計好きなら1つは所持しておきたいと考えるでしょう。
ただし、アンティーク時計は一点物かつ、非常似繊細な物であるため、購入する際にはさまざまな点に注意が必要です。
アンティーク時計を購入する際に注意すべき5つのことを詳しくご説明します。

コンディションを確認する

アンティーク時計を購入する際、最も気をつけなければいけないのがコンディションです。分針や秒針が正常に動いているか、リュウズに損傷はないか・巻き上げは正常か、各機能は正常に使用できるかなど、おかしな点がないかしっかりと確認する必要があります。
アンティーク時計は数十年経っているため、通常、何かしらの異常があるものです。外観は綺麗でも内部パーツの劣化に伴い異常がみられ、使用に問題がある場合には、購入後すぐに修理に出さなければいけない可能性があるため、事前にしっかりコンディションを確認しておきましょう。
自分でコンディションを確認できないという方は、時計に詳しい方に付き添ってもらってください。

オーバーホール実施の有無を確認する

次に大切なのは、すでにオーバーホールされているかどうかです。正常に動作しているものでも、一度もオーバーホールされていない、または長年されていない場合には、内部がひどく錆びていたり、摩擦により内部パーツが劣化しており、状態次第では修復不可能なことも多々あります。
一般的に、販売店は買取したものを販売している仲介業者であるため、内部の状態まで確認しておらず、買取時の状態で販売しています。しかしながら、自社工場がある店舗の多くはオーバーホールしてから販売しているため、このような店舗で購入することを強くお勧めします。
まずは店員さんにオーバーホール済みかどうか確認し、されていない場合はオーバーホール後に購入できるか尋ねてみましょう。なお、オーバーホール済の場合には、交換部品(純正または社外)の有無についても尋ねてください。
また、オーバーホールを行うことで劣化パーツが新品の社外品に交換されてしまうことが多いため、日常的に使用するのではなく観賞用で購入したいという方は、オーバーホールしていない状態の方が良い場合もあります。

保証の有無を確認する

初期不良に対する保証がつくかどうかも非常に重要です。上述のようにアンティーク時計は数十年経過しているため、コンディション次第では購入後すぐに故障することがしばしばあります。多くの販売店では3か月~6か月程度、“自然故障”に対して保証がついていますが、念のため確認しておきましょう。
保証=信用といっても過言ではないため、保証がつかない店舗での購入は控えた方が良いでしょう。

可能な限り店舗で購入する

アンティーク時計の偽造品の流通数は多くはないものの出回っています。また、コンディションも確認できないため、オークションや通販などで購入するのは危険です。
年式の古い希少なものは、店舗に置いていないことが多いため、オークションなどインターネットを通して購入するしかない場合もありますが、リスクを少しでも減らすために、可能な限り店舗で、自分の目でしっかり確認してから購入するようにしましょう。

販売価格を比較する

アンティーク時計というのは、大まかな相場は存在するものの、店舗によって大きく値段が変わることがあります。販売店の多くは買取後に販売しているため、必然と販売価格に差がでてきます。また、コンディションによっても大きく値段が開くため、複数の店舗で同じ時計が売られている場合には、販売価格の差を確認しておきましょう。
基本的にはコンディションによって価格差が生じるので、価格が高い方を選ぶのが得策です。外観が綺麗な方を選びがちですが、重要なのは外観の綺麗さではなく内部のコンディションです。長年愛用していくために、また、リスク回避のために、金銭的に余裕があれば内部コンディションの良い高額な方を購入しましょう。

このように、アンティーク時計を購入する際にはさまざまな点に注意しなければいけません。失敗しないよう、店員さんに詳しく話を聞き、よく考えてから購入してくださいね。