ロレックス=クロノメーターと呼ばれる所以は数々の快挙が物語る

2016年2月5日

デイトジャスト_文字盤

ロレックスが作る時計の大半がクロノメーター認定を受けており、「ロレックス=クロノメーター」といわれるほど有名ですが、このように有名になるまでにロレックスは様々な偉業を成し遂げてきました。
今回はロレックスが成し遂げてきた偉大な快挙についてご紹介いたします。

腕時計として世界初となるクロノメーター認定

1910年、ロレックスは腕時計として世界で初めてクロノメーターの認定を受けました。
腕時計に搭載されたムーブメントは11ライン(丸型)のもので、スイスのビエンヌにあるクロノメーター検定協会(COSC : Controle Officiel Suisse des Chronometres)において「Class1」を獲得したのです。

今では一般的となっているクロノメーターですが、世界で初めて認定を受けたのがロレックスであり、ロレックスが人気の理由はここにあるのです。

さらなる追求を求めたロレックス

ロレックスの創設者であるハンス・ウイルスドルフ は、世界初となる認定に甘んじることなく、さらなる精度の追及に邁進しました。その結果、1914年7月15日に、キュー天文台にて「A」を獲得。
キュー天文台は世界で最も厳しい検査を行う検定所として知られ、ここで「A」の評価を与えらえるということは当時異例でした。
というのも、当時「A」の評価を獲得した腕時計は1つとしてなく、ロレックスのキャリバーが史上初だったのです。

このことは、世界中を大いに驚愕させ、たちまちロレックスの名が世界に広まっていったのです。

次々に達成する快挙

ビエンヌの歩度検定所、キュー天文台において世界初となる快挙を達成したロレックス。
1925年に楕円型キャリバーO、1927年にレクタンギュラ―キャリバー、1928年に丸型8 3/4キャリバー、1934年にウルトラフラットの16 1/2がキュー天文台で「A」を取得するなど、次々と快挙を達成していったのです。

1936年にはプリンスキャリバーが過去最高点を叩きだすなど、ロレックスはキュー天文台において”常連”と言える存在となり、さらに1986年にはクロノメーターの認定を受けたロレックスの腕時計の本数が525万に達し、これは全世界の全クロノメーターの半数以上となり、「ロレックス=クロノメーター」という定義が定着したのです。