知っ得!ロレックス「GMTマスター」のリュウズガードに関する雑学・豆知識

2016年2月12日

ロレックス GMTマスター

実は、ロレックスのGMTマスターにはリュウズガードがないモデルや、同モデルの中で2種類の形状が異なるリュウズガードが装備されているものがあるのです。
経緯と概要について解説します。

初期モデルにはリュウズガードがなかった?

GMTマスターとして初めて発売されたRef.6542。この初期モデルはGMTマスターの中でも少し特異な存在で、他にはない独特な特徴を持っています。
その最も大きな特徴となるのがリュウズガードが装備されていないということ。

1960年代に発売された2代目となるRef.1675からリュウズガードが取り付けられるようになり、それに伴いケース直径も2代目から一回り大きくなり一段と視覚的な堅牢さが増しました。
GMTマスターは現在までに数々の改良を重ねてきていますが、初代と2代目以降ではリュウズガードの有無の他、ベゼルや24時間針など様々な点で変更が加えられているため、初期モデルであるRef.6542はGMTマスターの中でも特異な存在なのです。

2代目Ref.1675には2種類のリュウズガードが…

初代モデルからの改良により、リュウズガードが取り付けられるようになった2代目Ref.1675ですが、実は形状が異なった2種類のリュウズガードが存在していました。
1つは先端の尖ったリュウズガード、もう1つは形状がフラットなリュウズガード。
現行モデルは後者であるフラットタイプのリュウズガードが採用されています。

この変更が行われたのは1967年が境だと言われており、1967年以前のものは先端の尖ったタイプ、1967年以降にフラットタイプに変更されました。