単なる防水機能にとどまらない!ロレックスの代名詞「オイスターケース」

2016年1月29日

ロレックス デイトナ

ロレックスには代名詞ともいえる三大発明の一つに「オイスターケース」があります。
開発にあたってどのような進化を辿ってきたのかをご紹介いたします。

オイスターケースとは

オイスターケースというのは、いわゆる「防水・防塵ケース」のこと。
完全防水機能を持つオイスターケースは、1926年に世界初として発表され特許も取得しています。
もともとはイギリスのオイスター社が開発し、ロレックスが1926年にオイスター社を傘下におさめたことで、その技法を受け継いだというわけです。
今やロレックスと言えばオイスターケースと言われるほど、ロレックスの代名詞となっており、これは後のロレックス社の躍進に大きく貢献したのです。

懐中時計が一般的であった当時において、実用的かつ高性能な腕時計が一般的になったのは、ロレックスがキッカケであり、その発端となるのがオイスターケースなのです。

オイスターケースの進化

プラチナ、金、ステンレススチールの3種の金属を使い、それらを削って作り上げられる製法は1926年から現在にまで受け継がれており、その原理は今もなお変わっていません。

当時は100M~200Mの防水機能が限界でしたが、現在では潜水艦のハッチにインスピレーションを受け、ネジ込み式の裏蓋を使うことで1220Mもの防水機能を持つ時計の開発に成功しています。

ちなみにオイスターケースの名は、
《「牡蠣(オイスター)」のように頑丈で、内部に水が浸透しない》という意味を込めて命名されました。